指数.mws

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指数・対数

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指数

 

1指数とはどんなもの

 

例えば、 a+a+a は a という3個の数の和を意味していました。

そして、このことを 3×a と表現しました。

しかし、文字の前後の×は省略するという約束があるので、3a と表記します。

A+A+A+A+A+A のことを 6A と表記します。

この表記法は、大変便利が良いのです。次の例を見てください。

B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B+B  ・・・@

上の@は21個のBの和です。しかし、実際は「1,2,3,4、・・・ 21」と数えて 21個と分かるのです。

これを最初から  21B と表記すれば、わざわざ「Bが何個あるか?」数えなくても良いのです。

やや極端にして、123456C を考えてください。

C+C+C+・・・ などとCを123456個、『+』を123455個使って表現したら大変です。

本来、24万6911個の文字を使用しなければならないことを、僅か7文字で123456Cと表現できるのです。

簡単にできることは、できるだけ簡単にしたほうが良いですね。 

 

同じように

A×A×A のこと を  A^3  と表します。 

Aの肩に乗っている 3 のことを指数といい、A を底といいます。

B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B×B

は指数を使うと、簡単に

B^17     と表現できます。

したがって、

       2^3   =  2×2×2 = 8   です。

       3^2  =  3×3 = 9      です。

      2^10  = 1024

 インターネット IPv4 のアドレス数は

   2^32    = 4294967296

 IPv6 のアドレスは次の数になります

  2^128   = 340282366920938463463374607431768211456

   2^1000   = 107150860718626732094842504906000181056140481170553360744375038837035105112493612249319837881569585812759467291755314682518714528569231404359845775746985748039345677748242309854210746050623711418779541...
107150860718626732094842504906000181056140481170553360744375038837035105112493612249319837881569585812759467291755314682518714528569231404359845775746985748039345677748242309854210746050623711418779541...
107150860718626732094842504906000181056140481170553360744375038837035105112493612249319837881569585812759467291755314682518714528569231404359845775746985748039345677748242309854210746050623711418779541...

 指数を利用すると、大きな数を  2^1000   のように簡単に表すことができます。  

光の速さは 約 3× 10^10   cm/s  ですが、指数を使うと何桁の数であるかすぐ分かります。

また、後で説明しますが、貯金やローンにおける利子の計算などの役に立ち、社会生活をする上で

大切な知識となります。

2指数の公式を作ろう

公式は知らなくても特段困ることはありませんが、知っておくと計算が早くなります。

 (公式 1)   a^m*a^n = a^(m+n)   

 (証明)

    a^m*a^n   =  (a×a×a×a× ・ ・ ・ ×a)×(a×a×a×a× ・ ・ ・ ×a)  

            m個の a               n個の a

      

             =  a^(m+n)

 

使用例

 

  1)    a^2*a^3 = a^5    

  2)    x^6*x^2 = x^8     

 

 練習問題

次の式を  a^r     の形で表しなさい。

 

 1)     a^5*a^3

 2)     b^2*b^7

 3)     2^5 × 2^3

 4)    4× 2^6

 5)    9×27

 

 答え

 

1)   a^8           2)    b^9         3)     2^8           4)    2^8           5)      3^5

 (公式 2)   (a^m)^n = a^(m*n)

 (証明)

     (a^m)^n    =   a^m  × a^m  × a^m  ×・・・        × a^m

                              n個の  a^m

       

              =  a^(m*n)


使用例

 

  1)     (a^2)^3    =    a^6

  2)     (b^3)^m   =    b^(3*m)

  3)     (x^5)^6 = x^30


  (公式 3)    (a*b)^n = a^n*b^n

   

 (証明)

   (a*b)^n  = ab*ab*ab        ab*ab

                                n個の(ab)の積になっている。 a を前方へ、bを後方へ集めると

     =aaaaaaa・・・aabbbbbb・・・bbb

                               n個のa と n個のb の積になっている    

     =  a^n*b^n

 

 使用例

 

(2*x)^4 = 2^4*x^4   = 16*x^4

  (a^2*b)^3 = (a^2)^3*b^3  = a^6*b^3  

 (公式 4)    a^m   ÷  a^n    =   a^(m-n)

 

証明は各自試みてください

これは、とても大切な公式です。

これを基にして、 a^0     や   a^(-2)   などの説明をすることができます。

 

使用例

a^5   ÷   a^3 = a^(5-3)  = a^2
x^5   ÷ x^8 = x^(5-8)   = x^(-3)     

  

     a^0      とは何のこと  

      (公式4)   a^m   ÷  a^n    =   a^(m-n)     を利用して (m=n の場合を考えます)

          a^m   ÷  a^m   =    a^(m-m)    =     a^0

       一方

          a^m   ÷  a^m    =    a^m/(a^m)       =   1

       よって

           a^0 = 1

 

使用例

次の値を求めなさい

 

1)    7^0

2)    5^0

3)    a^(x+y-2)*a^(1-x)*a^(1-y)    

 

  答え

 1)  1        2)     1        3)    a^0 = 1     

 

       3^(-2)      とはどんなこと

    

   公式4    a^m   ÷  a^n    =   a^(m-n)      を利用して

          3^2  ÷  3^4 = 3^(2-4)   =   3^(-2)

   一方         

          3^2  ÷ 3^4   =   3^2/(3^4)    =   1/(3^2)            

  よって

            3^(-2) = 1/(3^2)       

    一般に

            a^(-n) = 1/(a^n)     

                      が成り立つ

 使用例   次の値を求めなさい

 1)     2^(-3)     

  2)     5^(-2)    

  3)     (-2)^(-3)

  4)     1/(7^(-2))     

   1)      1/8         2)     1/25          3)  - 1/8         4)    49

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      sqrt(3)     とはどんなこと

 

      x^2 = 4    であるとき x=2 または x=−2 である。

  ところが、いつも x が都合よく(有理数の範囲)求められるとは限らない。

  

  例えば、

    a^2 = 3      を満たす a の値を求めてみよう。(x>0 とする)

   この a のことを   a = sqrt(3)    と表現したのである。

   

      ここで、 sqrt(3) = 3^x  と表現できるとすると、x はどんな値であろうか。

    (3^x)^2 = 3^{1}       ( sqrt(3)^2 = 3    である。即ち、 sqrt(3)^2 = 3^{1}     であるから)

 

        3^(2*x) = 3^{1}

 よって

        2*x = 1

         x = 1/2    

したがって

       sqrt(3)   =   3^{1/2}      である。

 一般に

    sqrt(a)   = a^{1/2}     である。  (ただし、 o < a   とする。)

                    

                    a<0 の場合は、どうなるか考えよう。(ヒント:虚数、複素数)

使用例

  sqrt(8)*sqrt(2)   =   8^{1/2}*2^{1/2}  =   {2^3}^{1/2}*2^{1/2}   = 2^{3/2+1/2}  = 2^{4/2}   =   2^2   = 4

3練習問題  (計算)

 

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4方程式

 

 次の方程式を解きなさい

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  略解

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やや複雑な指数方程式

 

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5社会生活上重要なお金の計算:自己破産しないために

 

ここだけはマスターしよう 。

指数の計算をマスターすると、次のようなお金に絡むことを自分で簡単に計算できます。


利子の高い消費者金融などから借金をして自己破産する者が、急激に増加しています。
自己破産者の人数は下記の通りです。官報に掲載されない実質的な破産者は含みません)
1998年 10.3万人
1999年 12.2万人
2000年 13.9万人
昨年は 16万人、
今年は、昨年の40%以上も増加しています。
大きな社会問題となっています。

自己破産すれば、官報にも自分の名前が掲載されます。
間違っても、連帯保証人などにはならないようにしましょう。
私達が、消費者金融から安易に借金をすると返済の為に
人生を台無しにしてしまう可能性があります。


ここでは、利子のことを学習し社会生活で困らないようにしましょう

利子とはどんなもの

 

企業などが活動するには必ずお金(資金)が必要になります。
 その資金で工場を建てたり、従業員の給料を支払ったり、商品を仕入れたりすることにより、
 利益を得ることができます。

この資金を他人から借り入れると、当然ながら借りた金額を返さなければなりません。
そのとき、利子を付け加えて返すことになっています。(お金を借りたお礼です)
この利子は、借りた金額(元金という)に対して一定の割合(利率)で返す金額のことです。


例えば、1000円を利率5%で1年間借りると、利子は

    1000×  = 50 (円)    となります。
    そこで、(返す金額)=元金+利子

                =1000円+50円

                =1050円   

                を返せばよいのです。


一般的に、元金A円を年利rでn年間借りた場合の、返却額を求めてみよう。


@ 1年後の元利合計は

                A+A*r    =   A(1+r)


A 2年後の元利合計は

                              
A(1+r)+A(1+r)*r = A(1+r)^2   


B 3年後の元利合計は

                             
A(1+r)^2+A(1+r)^2*r = A(1+r)^3   


   途中を省略して


  n年後の元利合計は    
A(1+r)^n     となる


(例題) 50万円をローン会社から年利30%で10年間お金を借りました。

     10年後、元利合計いくら支払えば良いでしょうか。      


(略解)    

     n年後元利合計は、
A(1+r)^n    で与えられるから
       = 50×  
1.3^10
Mapleを利用して計算をすると

          689.2924590 万円となる
689万2924円ほど支払えば良いことになる。
50万円をかりてローン会社へ10年後700万円も返すことになります。
しっかり、指数の勉強をして、社会へ巣立ちましょう。 

利子の計算

 

国民年金が社会問題になっていますが、次のようにすれば老後はばら色です。

二十歳になったら、毎日300円(タバコ一箱の金額)を、ローン会社に運用してもらいます。

ローン会社は出資法の上限金利29.2%でお金を貸付ます。

これを65歳から受けとることにします。

すると、65歳から毎日、3047434円42銭5厘の収入があります。

国民年金は、死亡すれば支給は0円になりますが、この方法だと

45年間毎日約300万円の収入が得られます。

まとめると、月額9000円の掛け金で、年金として毎月9千万円、さらに、期間は45年間確定です。

国の年金は、月額13300円の掛け金で、月額7万円以下、さらに64歳11ヶ月で死亡すれば、

受け取り金額は0円となり、掛け金(13300×12×45)円は行方不明となってしまいます。

 

余りにも酷すぎます。

>    10*1.3^40;

 36億1188万6481円 返してもらえることになります。

>   

>    300*1.292^45;

30474344.25

>   

>   

>   

6指数関数のグラフ:その増加のすごさを知ろう

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>   

 

>    plot([2^x,x^2],x=-1..10);

[Maple Plot]

>   

 一般に、指数関数   y = a^x     のグラフは

>   

plot([2^x,0.5^x],x=-3..3);

[Maple Plot]

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指数関数のグラフをかいてみよう

 

 

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不等式を解きなさい

 

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指数関数を利用した悪徳商法(マルチ商法・ネットワーク商法・ねずみ講)

 

(このような商法は法律で厳しく罰されます。当然ですが)

マルチ商法・ネットワーク商法とはどんなもの

たとえば、
「30万円出して、会員になりませんか?」 = (商品を買いませんか) 

「会員になったら、二人の会員を作って下さい」=(商品を売ってください)

「これだけで、7680万円の収入があります」=(これだけで、月収2、3百万円です)
 
こんな具合です。

   

このことを、言葉巧みに説明し、お金を巻き上げる詐欺商法です。
時には、無料で飛行機などでご招待・説明会もあります。(このこと自体が、おかしいのですが)
結局、だまされてしまう無知な人が多いのです(数学と経済を勉強しなかった人)

だまされた人が多くなり社会問題になったところで、警察やマスコミが動きますが、問題になる頃には

その会社は雲隠れや意識的な自己破産をするか、社会的に抹殺され消えてなくなります。

この時点で、自分の出資したお金を返してといっても後の祭りです。

結局だまされる人が馬鹿なのです。

この会員(社員)になった者は、経済的な損失を被り、さらには長いこと築いてきた友人関係や親戚関係を壊し信用を失ってしまいます。

中には、質屋通いをし大切な自分の財産を失い、挙句の果てローン会社からお金を借り、サラ金地獄に陥り再起不能の状況に追いこまれる人もたくさんいます。

論理的に、マルチ商法やネット商法は成り立たないのです
皆さんは指数を勉強しているので、このよな被害者にはならないと思いますが。

  「論理的に、マルチ商法やネット商法は成り立たないのです」の理由・証明

ねずみ講の基本的なシステム

 



 

@    第1代の1人が、その子(第2代)を2名作ります。

A    第2代の2人が、それぞれの子(第3代)を作ります。

B    第3代の4人が、それぞれの子(第4代)を作ります。

C    第4代の8人が、それぞれの子(第5代)を作ります。


このように、次々に子を作っていきます。


第n代には、
2^n   人の子が存在することになります。


そこで、第9代の全員が8代前の第1代に会費(商品代)を送ると約束します。

     第2代の会員は第10代の会員から、お金を送ってもらうことになります。

     第3代の会員は第11代の会員から、お金を送ってもらうことになります。

     第4代の会員は第12代の会員から、お金を送ってもらうことになります。

 

この繰り返しで、無限に続いていきます。(無限連鎖講とも言います)

会費が30万円であると、30×
2^8   万円の収入が予定されることになります。


しかし、このお金をもらうのはほとんど不可能に近いのです。

なぜ、もらえないかその理由を考えてみて下さい。

 

 

どの程度の人口が必要なのか

 

 
私が、もしこのようなマルチ商法を主催するならば、次のようにします。

まず、各都道府県ごとに総代理店を置き、全て私自身が第1代になります。

当然、第2代も私です。第3代に自分の家族、第4代に親戚、第5代に知人友人、

そして、その後に一般の人を会員として認めます。

一般の会員で一番早くお金を得ることの出来る人は、第6代の人です。

この第6代の会員が予定のお金を得るのは、8代後ろの第14代の会員からです。

この第14代会員の人数は、47× 2^13   人、即ち、38万5024人必要になります。

もしあなたが、ある県での10番目(第10代・私から数えると第15代)の会員であるとしましょう。

あなたが、予定の収入を得るには、第23代の会員が揃わなくてはなりません。

第23代の人数は、47×
2^22   人です。これは、1億9713万2288人です。

日本人(1億2000万人)が全て会員なったとしても足りません。

もっとも、日本では毎年、約118万人の赤ちゃんが生まれています。50年ほど待てば

不足の8千万人ほどの人口が日本で供給されることにはなりますが。


  


加入して100年以内に、お金をもらうことは不可能である

 

あなたが、この会に入会し50年後無事お金を手に入れたとしましょう。

ところが、あなたにお金を送金した、あなたから数えて8代後ろの第23代の会員はどでしょう。

この全員が予定のお金を手に入れるのに必要な会員数は、8代後ろの、第31代の会員数です。

この第31代の人数は、47×
2^30  人=504億6586万5728人になります。

現在の地球上の人口は約63億人です。毎年約1億人増加しています。

したがって、約 (504億−63億)÷1億=441年 

400年ほど待ってもらうと、予定のお金を手に入れることが出来ます。


ここで、「儲かった人は、何回もこの会に入会するので、このような人不足は起きない」と主催者は

申し開きをします。

もしかしたらこの頃、宇宙人の住む星が見つかり、宇宙人がこのねずみ講に入ってくれるかも知れませんね。


しかし、もし本当に儲かるシステムなら、全て自分が入会すれば良いのです。

すると、全ての会員が自分ならば自分の会費が自分へ行くわけですから、儲けはゼロ円です。


経済学で言う利益がないと、世の中は動かないのです。

その利益がないのに、儲かるというのは単なる詐欺です。

 

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